[登壇レポート]「AWS を使う上で知っておきたいオンプレミス知識」という内容で登壇してきました #cloudgirl #jawsug
コーヒーが好きな emi です。
JAWS-UG クラウド女子会「第24回 クラウド女子会 春のLT大会!」で「AWS を使う上で知っておきたいオンプレミス知識」というタイトルで 10 分登壇しましたので、資料を共有いたします。
登壇資料
当日は全部を話しきれなかったので、かいつまんでお話させていただきました。
当日はオンプレ経験者の方が 5 割ほどいらっしゃいました。
登壇テーマの背景
今回の JAWS-UG クラウド女子会では以下のテーマで登壇者を募集していました。
- コストに関するLT
- AWSを使う上で知っておきたいオンプレ知識
- 会社内での勉強会開催方法や参加者の増やしかた
- キャリアに関するLT
- 社内外のコミュニティに関するLT
これらのテーマは過去に行ったクラウド女子会で出た「こんな話が聞きたい!」という要望がもとになっています。面白いですね。
オフラインのイベントでしたが、上限 20 名まで申し込みがあり、キャンセル待ちになっていました。
発表のダイジェスト
「オンプレミスでシステム構築しましょう」となった時、まず何を考えるかからお話しました。筐体を置く場所を検討するところから、考えることがいっぱいです。
サーバーの種類を紹介しました。私は過去ラックマウント型をラッキング・構築することが多かったです。図がうまく描けたと思うのですが、どうでしょうか。
オンプレミス拠点のインターネットへの出口について見ていきます。
AWS の構成図を描くときは省略することが多いかもしれませんが、本当はインターネットへの出口がいくつもあったり、回線も複数本ある場合があります。別拠点と既に VPN 接続していたり、専用線が引かれていることも考えられます。どこの回線を使って AWS と接続するのか、もしくは AWS 利用のために新たに回線を敷設するのか、ネットワーク機器も購入するのか、などの検討が必要です。
また、過去に「なぜオンプレミスではボリュームごとにバックアップするのか?」と質問をいただいたことがあったので、その背景も書いてみました。オンプレミスだとサーバー自体にバックアップソフトをインストールして、サーバーに接続されたあるボリュームを、また別のバックアップ用ボリュームにバックアップしていることがあります。
EC2 だと AMI をまるっと取得してしまえば良いので、バックアップのために別途ボリュームを準備する必要がないですもんね。クラウドネイティブな方にはなじみにくい考え方かもしれません。
皆さんが知りたかったオンプレの話ができたかどうかはちょっと怪しいですが、オンプレの雰囲気だけでも伝わったらいいなと思います。
参考
同じタイミングでオンプレとクラウドの TCO 比較のネタが盛り上がっていたようです。以下の資料が網羅的で参考になるので、貼っておきます。
AWS クラウドとオンプレミスとの違い -TCOで考える- 2017年2月 アマゾンウェブサービスジャパン株式会社
終わりに
クラウド女子会のコンセプト「他の JAWS-UG のイベントと一味ちがう、楽しく学べる事をベースとしたイベント」というのがとてもとても好きです。技術だけでなく、キャリアや考え方なども共有できる場を提供いただいており、本当にありがたいです。少人数でこじんまりと話ができる場が大変心地よく、時間が許す限り毎回参加しています。
女性という性別上「妊娠や出産などでいつでもキャリアが途絶えうる」、「今の調子でエンジニアを続けることはできなくなるかもしれない」という思いが常に漠然とあり、「エンジニアとして精一杯、でも自分らしく、楽しく、長く働き続けるには?」とよく考えています。
今後もそんな思いを共有できるこういった場が続いていくと良いなぁと思います。運営の皆さん、いつもどうもありがとうございます。